わたしがいつも利用しているのは、積善館という宿です。
木造3階建の風情ある建物は、日本でもっとも古い湯宿建築として
県の重要文化財に指定されています。
宿の下には川が流れ、その川中に独自の源泉を持っているのです。
お風呂の数は、全部で4つ。
国の登録文化財である元禄の湯は、造られた昭和初期の雰囲気をそのまま残しでおり、
高い天井が壮観です。
そして、広々とした湯船が印象的な杜の湯からは、露天風呂へと出ることができます。
これがまた実に素晴らしい。
周囲は森に囲まれており、木々の香りが天然の入浴剤となっています。
以前行ったときには、小雨がパラパラと降っていましたが、
緑が濡れてなかなか風流なものでした。
併設された山荘には、山荘の湯という貸切風呂と、混浴の岩風呂があります。
こちらは本館からは少しはなれて静かなため、よくお忍び感覚のカップルが利用しています。
また、旅館の廊下やさりげなく置かれた調度品はアンティークな雰囲気が漂い、
近代的な旅館にはない品格を感じさせてくれます。
ちょっとした肝だめしにも使えるようなすごく歴史のあるたたずまいです。
まあ、いい大人があんまりはしゃぎまわるものではありませんが。
客室の設備などはいまどきもっと充実したところがたくさんありますが、
川べりの客室から見える川と森の緑は何ものにもかえがたい魅力です。
近隣の街並みは、いかにも昔ながらの温泉街といった感じで、
懐かしいホーロー看板(オロナミンCとか)なども健在。
スポンサード リンク